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ノーブラジャー法案が提出されました

ノーブラジャー法案について

 

 

 

 

20年後の夏は平均気温が5度上がり今とは比べようがない尋常ではない暑さとなった。地球温暖化を食い止めるために様々な試みがなされているが、どれも特に効果が出ていない。

 

地球温暖化が進んだ2035年、政府はノーブラデーを作る法案を考えた。

夏を女性がノーブラで過ごすことによってエアコンの設定温度が2度上昇し、5000億円の経済効果が出るといった試算が出た。普段は居眠りをしている国会議員たちが起きた。起きた。起きた。起きなくてもいい場所まで起きた。ノーブラ法案を通すために反対する男の議員はいなかった。男と女で真っ二つに別れた国会。連日ニュースでもノーブラ反対デモの様子や、ブラをつけないことによる弊害特集が組まれた。与党と野党が醜い争いを繰り広げる国会の姿はなかった。熱い漢たちが、女性のブラを合法的に外すために全力で戦う漢の中の漢の姿がそこにはあった。日本中の全ての20歳以上の男たちが頭を使ってなんとかして女性に納得してもらう方法を考えた。著名な脳科学者から大学教授、武井壮さかなクンまでが女性のブラを外すために頭を捻りに捻った。

 

確かに女性だけにブラジャーを外してもらおうなんて都合のいい話は通るはずがない。男性側も何か代償を払わなければいけない。上半身を裸で過ごす派閥とパンツを履かない派閥に別れたが公衆の場での衛生面上の問題からパンツを履かない案に決定された。最後まで上半身裸派閥だったこじまよしお議員は残念そうにしていた。パンツを履かないことによって涼しくなるだけでなく、睾丸をあたためすぎることは身体に良くないことであるとの合理的な理由から男性はパンツを履かないことを条件に女性側にブラジャーを外してもらうお願いをすることにした。既に地球が温暖化とか経済効果とかはどうでもよくなっていた。どうしたらブラジャーを外せるかという事だけに全ての頭脳が使われた。

 

男性側の条件も出されてからは案外早く審議が進んだ。一部の反対派もいたがスケベ議員たちがテレビCMラジオCMをはじめ新聞週刊誌の広告などでノーブラによるメリット、有名女優●●は一年中ノーブラ!等の特集を組んだおかげで女性側にも少しずつノーブラ支持者が増えていった。20年後の国会の姿も今のように男性議員のほうが数を占めていた。国会全体が一致団結してノーブラ法案、正式名称「地球温暖化防止のための女性下着着用簡易法案」が通ることになった。前例のないスピードで法案が通った。2035年、猛暑を控えた梅雨時期のお話である。